日本の塩素濃度は世界レベルでも高濃度であることを前回の記事でお伝えしました。本記事では、高濃度の塩素が及ぼす弊害に注目して、塩素除去の有用性についてご説明したいと思います。
本記事の内容
・塩素の害①：肌荒れのリスク
・塩素の害②：人体に有害な「消毒副生成物」の発生
・塩素の害③：カルキ臭などの不快な臭い
・塩素の害④：水道本管・給水管の劣化（赤錆の原因）
・塩素除去する方法①：汲み置き
・塩素除去する方法②：煮沸
・塩素除去する方法③：活性炭
・塩素除去する方法④：ビタミンC
塩素の害①：肌荒れのリスク
最近はシャワーヘッドとシャワーホースの間に付ける「シャワーフィルター」なるものが流行っているらしいね！けれど、なんでシャワーにフィルターが必要なのかよく分からないよ。
それもそのはず、シャワーフィルターはまだ日本でも流行の過渡期にあるからね。一言で言えば、シャワーフィルターが水道水の塩素除去を担って、肌荒れを防ぐという面が魅力だと言われているよ。
肌荒れ？塩素除去と肌荒れって何か関係があるの？
大アリだよ！塩素が皮膚に少なからず影響を及ぼす例は日常的にも実感できるはずだよ。例えば、熱帯魚をペットとして飼うときは、汲み置きの水（汲んでから2日放置された水道水）を使うよね。あれの目的はカルキ（塩素）を抜くためなんだ。つまり、塩素を浴びることが少なからず肌ダメージを誘発する可能性があるんだ。
シャワーの塩素除去はスキンケア面であまり意識したことがないけれど、毎週7回以上浴びると考えれば、肌質を改善するには最重要と言っても過言ではないね。
その通り！毎日のルーティンの中で美を磨くことができれば、肌荒れ解消だけでなく若々しさのあるツヤ肌を手に入れられるんだ。
塩素と肌荒れの因果関係は明確に指摘されているものではありませんが、プールやシャワーなど様々なシーンで肌荒れの症例が報告されています。塩素が主要因ではないにしても、それを避けることは肌荒れ防止に有効です。
一般的に、人間の皮膚表面には潤いを保つ「皮脂膜」が存在しています。皮脂膜は弱酸性を示しますが、アルカリ性の塩素は皮脂膜のバリア機能を無効化し、乾燥肌や各種肌トラブル（ニキビや湿疹など）を導きます。湿疹は細菌感染を導く可能性もあり、とびひにも注意が必要です。
すなわち、塩素はタンパク質を破壊する作用があり、人間の髪や皮膚は容易にダメージを受けます。そのような肌荒れを防ぐためには、シャワーフィルターで塩素除去することが大切です。
塩素の害②：人体に有害な「消毒副生成物」の発生
塩素の危険性は肌荒れの他にもあるんだ。塩素は他の化学物質と反応しやすく、反応後はトリハロメタンという有害物質を発生させるんだ。
トリハロメタンは発がん性リスクもあると聞くのでますます注意が必要だね。
消毒の際に副産物として発生する「消毒副生成物」の中には、人体に有害であったり発がん性があったりする物質が含まれるため注意が必要です。とりわけトリハロメタンはその代表格として一般的に知られています。
水道に含まれるトリハロメタンは少量とは言え、毎日のシャワーで蓄積するリスクは看過できません。直接肌にトリハロメタンを浴びるだけでなく、空気中に広がったトリハロメタンを吸引する点でも気をつけなければなりません。シャワーを使用すると床や壁に水道水が反射し、トリハロメタンが空気中に拡散する可能性があるためです。
給湯器などで水道水を急速に温めた場合、トリハロメタン含有量も増えることが知られています。日本の風呂では健康被害のないトリハロメタンの含有水準があるとはいえ、トリハロメタンを取り除けるに越したことはありません。
ビタミンシャワーfravitaは水栓にも取り付けられるため、給湯した水道水の塩素を除去することによってトリハロメタンの発生を未然に防ぎ、人体に有害かつ発がん性のある物質を取り除くことができます。
塩素の害③：カルキ臭などの不快な臭い
水道水には臭いがあるって感じたことはない？
ある！！「塩素臭い」という言葉通り、なんとなく、プールの臭いというか、消毒感の強い臭いをイメージするよ。
まさにそれは「カルキ臭」と呼ばれ、水道水中の塩素とアンモニアが反応して生じる臭いなんだ。健康上の問題はないのだけれど、気になる人は多いみたいだよ。
カルキ臭は水道水特有の匂いであり、環境面（地域や気温）と身体面（健康状態）に依存して、感じる臭いの強弱が異なります。
健康には影響はないのですが、敏感な人にとってはシャワーの塩素臭ささえ気になってしまうものです。
ビタミンシャワーfravitaの利点は塩素除去だけでなく、長時間香りが維持できる微かなアロマの香りがカルキ臭を相殺してくれる点です。fravita独自の技術とノウハウで配合した様々なハーブや天然エキスで心身を落ち着かせ、ゆったりできる空間づくりができます。
塩素の害④：水道本管・給水管の劣化（赤錆の原因）
塩素には酸化作用があるため、塩素が酸化剤として作用することで金属を錆びさせてしまうとも言われているよ。
浄水場から我々のお家まで水を引っ張ってくる水道管を「水道本管」と呼ぶんだよね？この水道本管が錆びてしまうと、水道水に赤錆やゴミが混ざってしまい身体に悪影響がありそう…
その通り。それだけではなく、水道メーターから家庭の蛇口などにつながる水道管を「給水管」と呼び、ここの部分でも錆びつきやゴミの蓄積が生じてしまうんだ。
水道水の安全性を担保するために人工的に加える塩素ですが、その殺菌効果の高さがかえって悪影響を及ぼすのです。当然、環境や使用方法によって錆びつきの程度は異なりますが、平均的な亜鉛メッキ鋼管の寿命は40〜60年と言われています。
鋼管は時間が経つとさまざまな金属や有害物質で錆び始めますが、その錆びつきを促進するのが塩素です。
ビタミンシャワーfravitaは水道管に取り付けるものではないので水道管自体の錆びつきを防ぐことはできませんが、水道水に含まれる赤錆・ゴミなどをセディメントフィルターで除去することができます。
fravitaは約500億個の網目を持つ、FDA安全認証を受けた三重圧縮の高品質セディメントフィルターにより不純物を取り除きます。
塩素除去する方法①：汲み置き
ここまでの話をまとめると、シャワーに含まれる塩素には、①肌荒れのリスク・②人体に有害な「消毒副生成物」の発生・③カルキ臭などの不快な臭い・④水道本管・給水管の劣化（赤錆の原因）といった害があることが分かったね。
では、塩素除去をするにはどんな方法があるの？
いろいろな方法があるんだけれど、代表的な例をいくつか紹介するね。第一に、「汲み置き」と呼ばれる方法。さっきも言ったように、水道水を太陽に晒すなど長期間放置をして、塩素を蒸発させるということだよ。
塩素除去に最適な汲み置きの目安として、「水道水を日光に四半日（6時間）以上晒す」ことをおすすめしています。もちろん、室内での汲み置きも可能ではありますが、塩素除去の面で言うと効果的ではありません。塩素除去に時間を要するだけでなく、除去の精度が低いためです。
塩素除去後の水道水は殺菌効果が失われているので、雑菌が繁殖しやすくなります。長時間放置によって雑菌が増殖してしまうので注意が必要です。
なお、塩素を除去した水道水は殺菌作用が失われ雑菌が繁殖しやすくなる上、とくに夏場は温度が高く細菌が活性しやすくなるので、汲み置きをする際は十分に注意しましょう。
塩素除去する方法②：煮沸
第二の方法は「煮沸」だよ。これは「汲み置き」と同じで、一度蒸発させて残留塩素を飛ばし、その後冷やすことで純水を抽出する方法なんだ。これらの違いは蒸発スピードで、「煮沸」は急速に蒸発と冷却を行うのに対し、「汲み置き」はゆるやかに蒸発と冷却を行うという違いがあるよ。
塩素は蒸発しやすいため、蒸発を通して塩素除去が可能です。一方で、前述の発がん性物質（トリハロメタン）は急速な加熱によって増加するという事例も報告されています。よって、沸騰が始まった後も、数十分程度煮沸を続ける必要があります。
塩素除去する方法③：活性炭
煮沸も汲み置きもシャワーの水としては手間がかかりすぎやしないかな？「浴びる水」のためにわざわざそんなに大掛かりな時間をかけることはできないよ。
>そうだね。シャワーの塩素除去という面で言えば、温度変化（蒸発など）に頼るよりも、シャワーフィルターなどで外部的に除去する方法が現実的だね。例えば、活性炭フィルターなどは良い方法だと思うよ。
活性炭には微細な穴（細孔）があり、そこに水道水を通すことで濾過することが可能です。細孔を通して塩素除去を行うことで、不純物除去と浄水性能が期待できます。活性炭に含まれるミネラルが水道水に溶け込むので、水道水がまろやかになるという副次的効果もあります。
実際に、活性炭フィルターを持つ風呂用の浄水器なども存在します。安価で寿命が長い反面、使い続けることで塩素除去率が少しずつ低下していくというデメリットがあります。
塩素除去する方法④：ビタミンC
結局、塩素除去は色々な方法がありすぎて、おすすめの塩素除去方法がどれかわからない。
ここでおすすめしたい塩素除去方法は、ずばり「ビタミンC （アスコルビン酸）」。水道水にレモンを入れる喫茶店があるけれど、あれはまさに水道水の塩素臭さを消すために入れているんだ。ビタミンの良さはなんと言っても「確実な塩素除去率」の塩素除去によって、毛髪ダメージや肌荒れの解消を早く実感できるはずだよ。
シャワーフィルターとしておすすめの製品はある？
やはりビタミンシャワーかな！いつものシャワーに取り付けるだけの使いやすいシャワーフィルターで、何よりも高純度のビタミンゲルが特徴的なんだ。高（アルカリ性）のシャワーをスキンケアに適した酸性の水（pH5.5〜6.0）に変えることができ、肌荒れの心配がある方にも最適なシャワーフィルターだよ！
ビタミンCには塩素を分解する作用があり、99.9%の塩素除去効果が得られるという利点があります。液体タイプからゲルタイプまで様々な形状で導入できるため、様々な浄水器のろ材として用いられています。一方、フィルターによっては寿命が短くランニングコストが嵩んでしまうというデメリットがあります。
ビタミンシャワーfravitaはDSM社が独自開発した英国産ビタミンCを配合した「高純度（99.2%以上）のビタミンCゲル」が全成分のうちの71%を占めており、塩素除去にも充分な効果を発揮してくれます。
製品一本で約7,200Lのシャワーの水を塩素除去でき、およそ約30日〜45日間ご使用いただけます（ただし、使用期間と人数、使用回数、水圧などの使用環境に応じて期間が異なります）。
なお、fravita一個のビタミンC総量はおよそ50000mgであり、これはレモン1453個分のビタミンC含有量に充当します。
※レモン1個（55g）当たりのビタミンC含有量34.4mg基準
まとめ
繰り返しになりますが、シャワーは毎週7回以上浴びるため、肌荒れトラブルなどを対策する上で意識する必要があります。
プレミアムシャワーフィルターfravitaが塩素の害を低減するソリューションになるため、塩素に付随するトラブルが気になっている人はぜひfravitaをお試しください。
・塩素と肌荒れの因果関係は明確ではないが、塩素はタンパク質を破壊する作用があり、人間の髪や皮膚は容易にダメージを受ける
・給湯器などで水道水を急速に温めた場合、発がん性物質であるトリハロメタンの含有量も増える
・水道水特有の匂いは「カルキ臭」と呼ばれ、シャワーでも感じられることがある
・水道管は時間が経つとさまざまな金属や有害物質で錆び始めますが、その錆びつきを促進するのが塩素
・塩素除去をする方法：①蒸発と急冷（汲み置き・煮沸）、②フィルターなど外部的に除去（活性炭・ビタミンC）
・シャワーフィルターfravita：①高純度ビタミンCゲルにより塩素除去効果がある、②アロマの香りでカルキ臭を相殺できる、③高品質セディメントフィルターにより赤錆・ゴミなどの不純物を取り除ける
